2.現地調査用語
(23)ボアホール法
    簡便な現地浸透試験方法。径20p、深さ1m程度のオーガー孔を利用して行う。

(24)土研法
    簡便な現地浸透試験方法。径30p、深さ1m程度の円筒の底面から浸透させる。建設省土木研究所の発案による
   ことから土研法と通称されている。

(25)定水位法
    現地浸透試験での注水方法の1つで、試験施設内の湛水深(水位)を一定に保ちつつ注水する方法。

(26)変水位法
    現地浸透試験での注水方法の1つで、試験施設への注水停止後の水位の低下を測定する方法。

(27)終期浸透量
    定水位法による現地浸透試験において注水を継続したのち浸透量がほぼ一定となった時の浸透量をいう。

(28)オーガー
    浅層の穿孔に用いられる柄のついた錐で、錐はスライム(掘屑)を上げるように螺線状になっている。また、オーガ
   ーを用いて掘削した孔をオーガー孔という。

(29)透水係数
    多孔質体中の水の流速の大きさを示す指標で、飽和時の透水係数を飽和透水係数、不飽和時は不飽和透水係
   数という。一般に、不飽和透水係数は飽和透水係数に較べかなり小さい。

(30)ダルシーの法則
    フランスの水道技師Henry Darcy(1856)が、砂ろ過の実験から明らかにした地下水流動に関する法則。地下水の 
   流速は透水係数と動水勾配の積で表わされる。

(31)動水勾配
    一定の方向の単位距離あたりの全水頭(地下水面の項参照)の変化率。

(32)不透水層
    地下水を透し難いか、透さないという意味で使用する地層単元。

(33)地下水
    地下水面より下にあり、地層の間隙を満たして重力の作用により流動している水。

(34)地下水面
    井戸または掘削孔中にあらわれる水面で、海抜高度あるいは地面からの深さで表示する。不圧地下水では水位、
   被圧地下水では水頭と呼ばれる。被圧水の全水頭(地下水面)は位置水頭と圧力水頭の和で表わされる。

(35)宙水
    不圧地下水の一種で、下部の地下水体とは不飽和帯で隔離されたもの。その地下水面は宙水面(宙水位)と呼ば
   れる。

(36)砂防指定地
    砂防法第2条に基づき、砂防設備の必要な土地、あるいは治水上砂防のため一定の行為を禁止もしくは制限する
   土地で、主務大臣が指定したもの。

(37)地すべり防止区域
    地すべり等防止法第3条に基づき、地すべり地域の面積が一定以上あり、その崩壊により一定基準以上の河川、
   鉄道・道路、公共建物・家屋、貯水池など用排水施設、農地等などに被害を及ぼすおそれがある場合に、都道府県
   知事の意見に基づき主務大臣が認定したもの。

(38)急傾斜地崩壊危険区域
    急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律第3条に基づき、崩壊するおそれのある急傾斜地での一定の用
   件を満たすものについて、関係市町村長の意見を聞いて都道府県知事が指定したもの。

(39)宅地造成工事規制区域
    宅地造成等規制法第3条に基づき、宅地造成に伴い災害が生ずるおそれの著しい市街地または市街地になろうと
   する土地での区域で、関係都道府県もしくは指定都市の申し出に基づき建設大臣が指定したもの。

(40)SS
    濁質濃度。単位量の水の中の懸濁物質の量で表わされる。

(41)第三紀
    地質学上の年代区分の1つで、おおむね7千万年前から2百万年前の期間とされている。

(42)比浸透量
    浸透施設からの浸透量を飽和透水係数で除した値。不飽和浸透流解析では、施設形状と湛水深が同一条件であ
   れば、飽和透水係数が変化しても、この値はほとんど変化しないとされている。

(43)浸透能力マップ
    表層地盤を透水係数などの浸透能力で区分・表示した地図。必要に応じ、浸透施設の設置不適地や要調査地域
   の区分も行う。